打撃寄りのスピードキャラ。
鋭い機動力に全キャラでも最速の瞬発力を誇るワープ型のダッシュ、発生・範囲に優れた打撃と射撃を用いた牽制能力の高さを持ち、近~中距離での差し合いを得意とする。
反面、遠距離でまともに機能する射撃を持たずろくに弾幕を張れない為、ある程度は積極的に接近していく立ち回りが必要となる。
このキャラ最大の特徴でもある特技「超人の血統」の効果により、全ての必殺技は一度「詠唱」という動作を挟んでストックを得て、そのストックを消費するという形でしか発動する事ができない。
さらにこの特技は、「ストックした必殺技は敵にバレバレ」「ストックしたものと違う必殺技を使うには、再び詠唱しなければならない」
「回数を使い切らなければ同じ種類の再詠唱が不可(途中で補充は不可能)」「詠唱そのものの隙が大きい(安全に詠唱するにはスタンを取るか、距離を離さなければならない)」
など、数々の不利な要素を持っている。
この為、他のキャラと比べて取れる行動の幅が狭く、そして攻勢も散発的にならざるを得ない、という欠点に繋がっている。
また、その性能上ガンガン前に出て攻めに行きたくなるが、実はそこまで攻めに向いた性能をしていない。
機動力こそ高いがダッシュが特殊な仕様なせいで「少しだけ空いた間合いを詰めながら攻撃」がし辛く、また全体的に外すと隙が大きい技が多い、
チキガ・直チキに対して有効な攻め手が少ない為、迂闊に攻めにいくとスカされて逆に反撃を貰う事も多い。
むしろこのキャラの真骨頂は全キャラでも屈指の防御能力・拒否力。牽制・暴れの強さは言わずもがな、追い詰められても鋭いジャンプとダッシュによる安定した仕切り直しが可能、対射撃にだけ少し不安要素はあるが高強度の速射などピンポイントな対策スキルも持っており、「相手に一方的に攻められ続ける」という事態はかなり回避出来る。
もちろん基本的には積極的な行動が推奨されるが、押すべき所はガンガン押し、引くべき所は的確に引いて機会を窺う、
状況に応じた柔軟な立ち回りが要求されるキャラクターと言える。
主な立ち回り
- 何と言っても主力はAと5B、X射。これらはどれも発生に優れ、ヒットさせればそのままコンボにいけるのでリターンを取りやすい。
- 5Bは正面の相手に対して強く、X射はどちらかと言えば相手の斜め上、斜め下から撃つ方が真価を発揮しやすい。
ジャンプで相手と軸を合わせたりズラしたりしながら、的確に使い分けていきたい。
- Aは相手が斜め上や斜め下に移動した際に、それをジャンプで追いかけながら全技最速クラスの発生の早さを生かして差し込む、というのが主な使い道。
とはいえ、攻撃判定自体はかなり頼りないので過信は禁物。
- この3つの次に頼りになるのがDA。
5Bと異なり、中央ラインに戻る慣性が乗るので「中央でX>9>慣性でDA」というように射撃を起点とした差し込みに向いている。
ダッシュから出すタイミングを調整する事でかなり慣性が乗るので、狙った位置に上手く攻撃出来るように練習しておこう。
- 相手の置き牽制には注意。これを出すのは、5BやX射で十分に相手を警戒させた上で不意打ち気味に狙いたい。
- 2B、8Bは発生が遅く隙も大きめなのでリスクが大きいが、真上・真下に対して強く
何よりヒット時のリターンが優れているので、主に奇襲として使おう。
詠唱について
- 「詠唱」は、理想を言うならば立ち回りの中でも出来る限り通していきたい。
聖は上の技だけでは対射撃に困る事が多く、対策スキルを立ち回りの中で通せれば一気に楽になる事も多いし
各種打撃スキルは単調になりがちな攻めのアクセントとして上手く機能する。
- 「詠唱」を通したい場合、最もシンプルな方法は相手と距離・高度差を取って詠唱すること。
また、Y射を盾にして詠唱するとより安全に通せるが、レーザーなど阻めない射撃も多く存在するので過信は禁物。
- ただし、無理して「詠唱」を通そうと躍起になり、不利な状況を自ら背負ったり差し込まれるリスクを冒すのは愚かな行為である。
聖は元々必殺技を前提にした立ち回りが厳しいキャラなので、ある程度は自力でも立ち回れるようにしておいた方が良い。
オススメ装備
- その性質上、能動的に使える必殺技代わりとなる「毘沙門天の宝塔」「否徳の法輪」は、他のキャラ以上に重要な戦力となる。
デッキスペースに余裕があるなら是非とも装備しておきたい。
- 詠唱スキルは、何を主力とするかは人それぞれなので一概には言えないが、
とりあえず「スカンダの脚(6以外)」と「ヴィルーダガの剣(2方向版)」の二つは初心者から上級者まで幅広くオススメ出来る王道セットである。
- スペルカードは「三千大千世界の主」を1~2枚必ずセットしておこう。
ぶっちゃけ他のスペルは趣味技と言い切ってしまっても良い。
- 上にもあるように、苦手な射撃の対策スキルは出来るだけ用意しておこう。
具体的には「ヴィルーダガの剣」、「ヴィルパークシャの目」、「インドラの雷」、「スカンダの脚(6方向版)」など。
どれも一長一短なので好みやスタイルに応じて。
信仰について†
- 広い射角、ヒット数による拘束力・追撃のしやすさ、少し画面に留まる持続の長さ、
どの点においても非常に優秀な、聖の要となるX射。
- さらに言えば、相手に当てなくても独鈷が跳ね返ってくるので
「独鈷に触れて霊力回収」がしやすく、消費の高さの割に回転率が高いという他の信仰には無い特性もある。
- 強いて言うなら、ヒット数が多いのが災いして
相手にガードさせた後にチキンガードに切り替えられて距離を離されやすい、というのが欠点。
- Y射はその場に停滞する射撃。
固めに用いる場合、相手にガードさせ辛い代わりに「相手の目の前に置ける」という別の強みを発揮する。
また遠距離で盾にしながら詠唱を通したりといった使い道にも向く。
- ぶっちゃけてしまえば、現状聖で選ばれる信仰はほとんどが「仏教」で、
また各種戦術も仏信仰時を前提にして語られている事が多い。
- ヒットストップが長く、仏Xほどではないにしても追撃性に優れたX射。
- また射程が長い為、一応弾幕もどきのように遠距離から撃つ事も可能。
- 仏と違い単発なのでガードさせた際に途中から直チキに切り替えられて距離が離される、と言う事が無いので
気持ち程度だが固めが抜け辛い。
- Y射が少し離れたい位置にまで飛ぶので、固め用としては少し使い勝手が良い。
- 仏信仰に最も使用感が近く、それでいて総じて仏よりも触った後の固めを重視しているので
比較的使いやすい信仰と言える。
- X射の判定が巨大化し、代わりにヒットストップが減少
X射を起点としたコンボルートが大幅に制限される。
- その代わりY射は比較的使い勝手が良く、
無と同じように少し前に出た後、相手が上下にズレていた場合は自動でそちらに追いかけるようにして動く。
コンボや立ち回りでの牽制、固めなどに汎用的に使える(そもそもY射はそこまで多用出来る技ではないが)。
- X射が非常に細く射角も狭くなっており、立ち回りでは高さを合わせて撃たないとろくに当たらないような性能に。
その代わり強度・弾速は他の信仰より上だが、現在使われている大多数のコンボルートが制限されてしまう。
- Y射も近距離では当たらなくなっており、使い道が立ち回りでの弾幕に限定されている。
肝心の性能も、強度の高さはともかく発生の遅さや直線状にしか当たらない軌道など癖が強く扱い辛い。
- それだけの犠牲を払っているだけあって、遠距離での射撃戦は割と強い。
X射・Y射どちらもヒット時の追撃猶予が非常に長いので、適当に繋げるだけでもスタンが取りやすい(ただし霊力消費に注意)。
元々聖は詠唱という遠距離でも間接的にリターンに繋がる行動を持っており、
近付けば各種打撃での牽制の脅威の晒されるという事もあって、遠距離から手を出せるのは結構大きな利点。
対戦動画(Ver1.33~1.34b)†
聖対神子
聖対布都
聖対聖
聖対一輪
聖対霊夢
聖対魔理沙
聖対にとり
聖対こいし
聖対マミゾウ
聖対こころ
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