心綺楼におけるネット対戦の基本情報の他、ネット対戦全般で必要な最低限の知識や機器、ありがちなトラブルを解説し、多くの人がプレイ出来る様に情報を収集して纏めるページです。
機器の設定に関する記述もありますが、実際に設定する場合はご自身の判断と責任において実行して下さい。どうしても不安な場合は詳しい家族や知人等に相談してください。
ゲームを問わずネット対戦を行う上で必要そうな情報ということで心綺楼の場合には当てはまらない情報もあるかもしれません。
また、プログラム(ゲーム)上の問題で接続できない場合もありますが、現状はそれを想定していません(特定の状態や環境で通信の不具合を発見された方は「接続トラブル/対策紹介」にて記載していただけるとありがたいです)。
どうしても接続できない場合はパッチによる修正に期待するのも1つの手ですが、ネット対戦に関しては公式ではノンサポートなので確実性はありません。
心綺楼のネットワーク対戦について†
心綺楼ネット対戦は、相手と自分がそれぞれサーバーかクライアントのどちらかになることで実現します。
- サーバー
- 対戦相手を募集する側です。サーバーを立てた(会場を設定した)人という意味で「ホスト」と呼ぶ事もあります。
下記の 1 からホストになる事が出来ます。
ポート開放及びファイアウォールの設定が必要な場合があります。
- クライアント
- ホストの立てたサーバーに接続する人の事です。サーバーを主催者とするなら、こちらはゲスト(参加者)となります。
下記の 2 3 4 のどれかでクライアントとして接続します。
ファイアウォールの設定が必要な場合があります。
- 1.対戦サーバーを立てる
- 自分がホストとなり相手を募集したい場合はこれを選んでください。
サーバーを立てる前にポート開放及びファイアウォールの設定を確認して下さい。
- 2.IPとポートを指定してサーバーに接続
- 接続するに当たって必要な情報であるIPアドレスとポート番号を手動入力する方法です。
入力画面ではキーボード操作しか受け付けません。キャンセルしたい場合はEscキーを押して下さい。
心綺楼では以下のような入力方式(例)となります。
111.222.33.4:10800
3桁以内毎に.で区切られた:より左側の数字がIPアドレス、:より右側の5桁の数字がポート番号になります。
ポート番号は基本的にデフォルトを用いますが、ホスト側が変更している場合その番号に書き換えます。
- 3.接続履歴からサーバーに接続
- これまでに対戦したホストのIPアドレスとポート番号は、心綺楼フォルダ内にある「network_history.txt」に一定数記録されます。
これを参照することで入力の手間を省いた接続が出来ます。
ただIPアドレスは基本的に変動する為、接続が切れた際にすぐ接続し直すといった場合にしか使えません。
- 4.クリップボードのIPでサーバーに接続
- 対戦者募集掲示板等では、ゲームのIPアドレスとポート番号の入力フォーマットに合わせて、募集書き込みの際のテンプレートが用意されています。
それに従って記載されたアドレス等をコピーすることでクリップボード(コピーした文字等を保存する一時的なシステム領域)に保存され、心綺楼がそれを参照することで入力の手間を省くことが出来ます。
掲示板等で対戦相手を探す際は基本的にこれを使います。
- 使用するプロファイルを選択
- オフライン対戦同様に自分の使用するプロファイルを選択します。
相手と接続中はプロファイル変更ができないので接続前に確認しておきましょう。(特に持ちキャラと信仰セットなど)
プロファイルに設定されたアイコンが対戦時に表示されたり相手の御首頂戴帳に影響するのでアイコンに凝ってみるのも面白いかも。
- 使用するポート
- サーバーを立てる際に使用するポートを設定します。ホストはここで指定した番号のUDPポートを開放する必要があります(クライアントの場合はこの項目は特に関係ありません)。
基本的にゲーム側が指定するデフォルトの値を使用しますが、なんらかの事情で変更した場合は相手にも必ずその旨を伝えましょう。
- 観戦の許可
- クライアントとして接続した際、対戦者として以外にも観客として接続することができ、それを許可するかどうかを設定できます。
ホスト側のみ有効な設定です。
- リプレイの保存(ネットワーク)
- オフライン対戦と違い任意での保存ができない為、自分がどの立場で接続した時に保存するかを選択します。
- ping
- Ver1.20より搭載された機能です。
相手と接続後のキャラ選択画面にて画面下中央に表示されている値です。
pingとは相手のIPアドレス宛に小さなデータを送りそれが正しく応答されるか(疎通)や応答速度を確認する為の機能です。
ネット対戦ゲーム等では既に接続が確立している状態を前提にしているので、「応答速度」(こちらが送ったデータが相手から応答されてこちらに到着した時間)
を計る目安として用いられます。
単位はms(ミリ秒)でこの値が小さい程ラグの少ない接続状況であると判断することができます(あくまで目安です)。
ややこしいですが、回線速度(1Gbpsや100Mbps等の値)とは分けて考える必要があり、回線速度が高いからといって接続中の相手との応答速度も高いとはいえません。
必要な手順†
対戦者募集掲示板で募集/参加する場合を記述します。
- ファイウォール、セキュリティソフト等で心綺楼のネットワーク接続を許可(例外設定)する。
心綺楼ネットワーク対戦メニューの「対戦サーバーを立てる」を選択すればファイウォール等の警告画面が出ると思うので(その際、心綺楼はウィンドウ表示推奨)そこで許可して下さい。
- ルータ等の設定画面にアクセスし、「UDPの任意の(基本はゲームでデフォルト指定している)番号のポート」を開放する
一度開放したら次回からは 3 以降を参照して構いませんが、セキュリティ等が気になるのであれば、対戦終了後に再度ポートを閉じてください。
- 自分のグローバルIPアドレスを確認
- グローバルIPアドレスと開放したポート番号を対戦者募集掲示板等に所定のフォーマット(111.22.333.4:10800 半角英数字で)で書き込む。
- 「対戦相手からの接続を待っています...」と表示されるので相手が接続するのを待つ。この時Bボタンを押すとホストを終了します。対戦希望者が現れると音が鳴って知らせてくれます。
※掲示板で募集をかける場合、人目に止まらなければ長時間放置されたりいくら待っても現れない可能性もあります。
- キャラ選択画面中央下部にping値が表示され試合開始前にある程度の遅延具合が予想できます。
- 一試合毎にキャラ選択とステージ選択が可能です。ホストかクライアントどちらかがキャラ選択画面でBボタンで接続を終了します。間違って抜けないよう注意。
- ステージはどちらか先に決定した方に選択権があります。最速連打のランダムが人気か。
- ファイウォール、セキュリティソフト等で心綺楼のネットワーク接続を許可(例外設定)する。
- 観戦時のリプレイを保存したければリプレイの保存を「全て記録」もしくは「観戦時のみ」を選択しておきます。
- 対戦者募集掲示板に書き込まれたIPアドレスとポート番号をコピーする。
- 「クリップボードのIPでサーバーに接続」を選ぶ。
- 対戦か観戦するか選ぶ。
- 「対戦する」を選んだ場合
すぐに「接続に失敗しました」と返されるのは他の対戦希望者に先に入られています。観戦は可能なので再度「観戦する」を選びなおすか次のホストを待ちましょう。
「接続中...」がしばらく表示された後「接続に失敗しました」となる場合はなんらかの理由で接続が上手くいっていません。
別のホストと対戦・観戦が可能なのに対戦も観戦も接続できないようであればポート開放し忘れなどホスト側の問題の可能性が高いです。
掲示板で対戦・観戦とも接続できない旨を告げるか、諦めて別のホストを待ちましょう。
- 「観戦する」を選んだ場合
すぐに「接続に失敗しました」と返される場合はホストが観戦を許可していない可能性が高いです。諦めて別のホストを探しましょう。
「接続中...」がしばらく表示された後「接続に失敗しました」となる場合は上記対戦時のようになんらかの理由で接続が上手くいっていないか
対戦相手がまだ現れていないかホストが既に接続を切った可能性があります。自身で挑戦してみるも良し、対戦者を待って観戦するも良し、掲示板をチェックしてみたりしましょう。
なお試合途中から観戦接続した場合そこまでのリプレイが高速早回しで展開されます。
ホストかクライアントのどちらかが接続終了しないかぎり何戦でも続けて観戦できます。
殆どの方はこの流れで対戦可能と思われますが、上手くいかない場合は以下の各項目をチェックして下さい。
ネットワーク関連用語集†
ネット対戦できない場合、どこに原因があるかを探す(あるいは相談する)為にも、最低限名前は把握しておくと良いでしょう。
- IPアドレス
- ネットワークに接続された端末(PC等)に割り当てられる固有(重複の無い)の住所にあたるものです。
どんなネットワークに接続しているかによって扱うIPアドレスの種類が変わります。
- グローバルIPアドレス
- インターネットに接続する際に用いられるIPアドレスです。
一般家庭の場合は基本的にプロバイダから1つ割り当てられますが、接続の度に異なるアドレスになるのが普通です。
主にモデムやルータ等がこのアドレスを管理します。
心綺楼を含め、インターネットを介したネット対戦には基本的にこのアドレスを用います。
「IPアドレス 確認」等のキーワードで検索して出てくるIPアドレス確認サイトで現在の自分のグローバルIPアドレスを知ることができます。
- プライベート(ローカル)IPアドレス
- 主に家庭内の複数のPCでネットワークを作る際に重複しないように割り当てられるIPアドレスです。
ローカルな範囲にのみ通用するアドレスなのでインターネットを介したネット対戦に使うことはできません。
主に「192.168.xxx.xxx」「172.16(~31).xxx.xxx」「10.0(~255).xxx.xxx」の様なアドレスがそれにあたります。ルータに接続されたPCがこのアドレスを持ちます。
ルータ製造メーカーによってローカルIPの値が異なる場合がありますが、本項でローカルIPの値を例示する際には便宜上「192.168.11.○○○」系の値を用います。
- ポート番号
- ネットワークを介したPC上で特定のソフトウェア同士が情報をやり取りする際、IPアドレスだけでは、住所がわかってもその中のどこに居るかを把握することができません。
その居場所を特定するのがポート番号です。IPアドレスを(アパートの)住所とするならポート番号は部屋番号(の書かれたドア)となります。
あらかじめソフトウェア同士で使うポートを決めておく事で初めてデータのやり取りを行うことができます。
普段はルータ等により閉じられている為、設定で開く必要があります。この作業を「ポート開放」「ポートマッピング」と呼びます。
「ポートマッピング」の場合、「特定のグローバルIPアドレス(を与えられたルータ等)の特定のポート」宛への接続要求を、ルータ等に接続されている「特定のプライベートIPアドレス(を与えられたPC等)の特定のポート」に橋渡しする。といった意味になります。
一般的にポートには通信の用途別にTCPとUDPの2種類があります。
- TCP
- データを「確実に送る」際に用います。
- UDP
- データを「連続して素早く送る」際に用います。
- 心綺楼や非想天則などではUDPポートを用いるので「指定された番号のUDPポートを空ける必要がある」ということになります。
メーカーによってはグローバルIP(インターネット)側のポート番号とローカルIP側のポート番号の入力欄を分けている場合もありますので、その際は両方に同じポート番号を設定して下さい。
- ファイアウォール(FW)
- PCがネットワークを介して通信する際、それを監視する役割を持ちます。
Windowsが標準で備えている物の他にセキュリティソフト等に含まれている場合もあります。
何かのソフトウェアが外部と通信する際に警告を出し、ソフトウェアの通信を許可するかどうか確認を促してくるのが一般的で、許可することで以降は特に意識せず通信することができます。
この許可の事を、監視の対象外にするという意味で「(心綺楼を)例外対象にする」といいます。
Windows標準のFWとセキュリティソフトのFWが同時に動作していた場合(基本的にセキュリティソフトのFWを検知した際にOS標準のFWは自動でOFFになりますが)不具合を起こし易く、ネット対戦出来ない場合があるのでセキュリティソフトを導入している場合は確認しておきましょう。
ネットワーク関連機器†
いずかの機器でポート開放等の設定をする際には付属の取扱説明書を読むか「機器の型番 ポート開放」等で検索しましょう。
どうしても分からない場合は(ルータ機能付き)モデムなら回線業者、ルータであれば製造メーカーに問い合わせてください。
- モデム
- PCをインターネットに接続する際に最低限必要な装置です。
基本的にネット回線を契約した際に業者が初期設定を行い、以降は余程の事が無い限り再設定の必要はありません。
これ単体だとポート開放等の機能が無い場合が多く、インターネットに同時接続できるPCが1台だけになるので、下記のルータをモデムとPCの間に接続するのが一般的です。
しかし近年、回線業者によってはルータの機能も併せ持った「ルータ機能付きモデム」もあり、その際のポート開放等の設定は(ルータ機能付き)モデム側で行う事になります(この場合ルータは基本的に必要ありません)。
ルータ機能付きかどうかは機器の裏にLANの接続ポートが複数(4つ程度)あるかどうかでおおよそ分かります。
- ルータ
- 複数のPCを同時にインターネットに繋ぐ機能の他、ポート開放やグローバル/プライベートIPアドレスの橋渡しなど多数のネットワークに関する設定機能を持った装置です。
スマホ等のWi-Fi機器も接続できる無線LANルータが主流です。基本的にはこちらでポート開放等の設定を行います。
上記の「ルータ機能付きモデム」にルータを接続する場合、一般的にはルータ側のルータ機能をOFFにし「ハブ」(同時に複数のPCを接続する機能のみ有効な状態)として機能する様に自動または手動で設定しますが稀に両方のルータ機能がONになっている場合があります。
これを「2重ルータ」状態と呼び、正常に通信対戦が出来ない可能性があります。ルータをハブモードとして動作させるのが簡潔な対処ですがそれが出来ない場合、ルータ機能付きモデム→ルータ→PCの流れでポートマッピングが必要な場合があります。
- UPnP
- USB機器はPCに繋げば特に設定せずともすぐに利用できるものが多いですが(この機能をPnP(プラグアンドプレイ)と呼びます)、これのネットワーク版(ユニバーサルPnP)です。
本来はPC等をルータに繋げた時点で面倒な設定をせずに済む便利な機能ですが、これが原因でネット対戦が出来ない場合があります。
この場合、ルータ(またはルータ機能付きモデム)のUPnPをOFFにすると改善する可能性があります。
- DHCP
- ルータ等に接続した端末に対し自動的にローカルIPアドレスを「リース」(割り振り)する機能です。
これのおかげで端末毎にいちいちIPアドレスを設定する手間が省ける便利なものですが、自動でアドレスを割り振られた場合、端末との接続が切断されるか、予め定められたIPアドレスの「リース期間」(貸し出し期間)が過ぎると、端末はIPアドレスをDHCPサーバに「リリース」(返却)します。
基本的には同じ端末に出来るだけ同じIPアドレスを割り振ろうとしますが、複数の端末がインターネット接続できる環境の場合はポート開放前に、開放したいPCに固定のローカルIPアドレスを割り振る設定を行った方が良い場合があります。
該当する環境の方でも現在ホストが出来ているのであればあまり考える必要はありませんがポート開放時とローカルIPアドレスが変わっていた場合は「IPアドレスの固定化」(手動での割り振り設定)を試してください。手動で割り振られたローカルIPアドレスは該当の端末に対して必ず割り振られるようになります。
その際、固定化したいPCの「MACアドレス」の把握と「割り当てたいローカルIPアドレス」を決める必要があります。
以下、DHCPの機能が有効な状態であることを前提にしていますが、ルータの設定画面で実際に有効になっているかを確認して下さい。
- MACアドレス
- ネットワークに接続できるあらゆる製品に製造時点で割り振られる固有のアドレスで、IPアドレスが住所なら、端末のネットワーク上での名前(不変かつ重複無しが基本)といえます。物理アドレスとも呼ばれます。
00:11:1A:2B:03:04
といった様に16進数で表記されますが、IPアドレスと異なり、絶対に他人には教えないで下さい。
「MACアドレス 確認」等のキーワードで確認することが出来ます。
- 割り当てたいローカルIPアドレス
- 特に手動でネットワーク設定をしていない場合はルータのIPアドレスは「198.168.11.1」、ルータに接続された端末には「192.168.11.2」以降のアドレスが割り当てられてられている場合が多いです。
基本的には「11.2」以降、数十台分のローカルIPアドレスが割り当て可能な設定になっていると思います。
ルータの設定画面(DHCPに関する項目があると思います)にて、割り当て可能なIPアドレスの範囲を調べその中から好きな値のアドレスを決めてください。
特に問題が無い場合は「192.168.11.2」で良いと思います。
- 上記2つのアドレスを確認したら、ルータのDHCPに関する項目を開き、IPアドレスとMACアドレスを登録する場所があると思うので入力し設定してください。
その後、該当のローカルIPアドレスが自分のPCに割り当てられているか確認し、ポート開放設定を行ってください。その際ポート開放する対象のIPアドレス(LAN側IPアドレス等の項目名だと思います)が自分が割り当てたアドレスであることを確認して下さい。
よくあるトラブル†
トラブルの原因を絞る為にも、まずクライアントとして対戦できるか確認しましょう。
クライアント側はポート開放やグローバル/プライベートIPアドレス等を意識する必要が無いので、「ホストが出来ないがクライアントは出来る」場合はFWやセキュリティ周りに原因があると判断できます。
ラグや処理落ちに関しては自分のPCスペックや回線及びルータ周りの設定に問題が無い場合、相手方の問題の可能性も有ります(ホスト/クライアンド問わず)。特定の相手との接続に不具合が出る場合、注意しましょう。回線の相性も影響するようです。
- サーバー・クライアントに共通する対処
- ネットワーク機器の再起動。
方法については各機器の取扱説明書の参照を強く推奨するがおおよその手順は、
- PCをシャットダウンする。
- ルータのコンセントを抜く
ルータとPCの間にハブがある場合はハブから電源を切る。
- モデムのコンセントを抜く。
- しばらく時間をおく(5分程度)
取扱説明書に再起動時の待機時間が記載されていればそれに従う。
- モデム→ルータ→(ハブ→)PCの順で電源を入れていく。
モデムからハブまでについては、電源を入れてから数分間は赤やオレンジのランプが点滅していると思われるのでそれらのランプの点滅が消えてから
次の機器の電源を入れること。
- ルータのファームウェアを最新版に更新する。
方法は各メーカーのホームページ等で確認すること。
- ネット対戦が出来ない(サーバー編)
- 募集掲示板等に記載したアドレスはグローバルIPか?
- 開放したポートはUDPで番号は正しいか?
- ファイアウォールの例外設定をしてあるか?複数のFWが競合していないか?
- ポート開放しているローカルIPアドレスと現在の自分のローカルIPアドレスが一致しているか?
下記の「※ポート開放時とIPアドレスが変わっている」参照。
- 2重ルータ状態でないか?
- UPnPをOFFにする。
- 機器によっては特定のポートが上手く機能しないらしく、ポート番号を変えたら成功する事も。
- PCをルータ経由せず直接モデムと接続する(余計な設定の手間があるかもしれないので非推奨)。
- FWやセキュリティソフトをOFFにすることで出来る可能性もあるが非推奨。セキュリティ上危険なので自己責任で。
- ネット対戦が出来ない(クライアント編)
- ホストのIPアドレスとポート番号を正しく入力したか?
- ホストがサーバーを立てる前に接続してないか?
- ホスト側が既にサーバーを閉じていないか?
- ファイアウォールの設定が正しいか(ホスト編と同様)?
- FWやセキュリティソフトをOFFにすることで出来る可能性もあるが非推奨。セキュリティ上危険なので自己責任で。
- 自分以外のクライアントも接続出来ない場合、ホストが設定に失敗している可能性もあるのでホストに確認を。
※ポート開放時とローカルIPアドレスが変わっている
家庭内で複数の端末を同時にインターネット接続できる環境の場合、ローカルIPアドレスが変更される可能性があります。
ポート開放時には、開放する対象端末のローカルIPアドレスと開放するポート番号を必ずセットで設定しますが、設定した端末のローカルIPアドレスが変更された場合その値は反映されません。
このような環境でネット対戦をする場合、ネット対戦を行うPCに対して「(ローカル)IPアドレス固定化」を行うことにより不測のトラブルを避けられるでしょう。
※端末とは、無線/有線問わずルータに接続する物で、PC以外にWi-Fi接続したスマホやゲーム機等も含まれます。
詳細は「DHCP」を参照
- 観戦が出来ない
- ホストが観戦を許可しているか?
ホストが許可していても回線の相性等により観戦できない場合もあるようです。
- ゲームの動作が重い
ネット対戦の場合、相手側とのゲームの同期の為、オフライン対戦よりもゲームの処理が重くなる場合があります。
動作環境目安未満かギリギリ満たしているレベルなPCの場合、これが原因で処理落ちする場合があります。
不安な場合は他の余計なソフトを終了させ、心綺楼の描画周りの設定を低くしてフルスクリーン(Ait + Enter)でプレイしてみましょう。
Ver1.10より同期の仕様が調整され、クライアント側の処理落ちもホストとクライアント双方に影響するようになりました。
ホストの処理落ちが双方に影響するのは変わり無いので、双方共に処理落ちが極力発生しないようにコンフィグ等の設定を見直して下さい。
- ラグ(遅延)が酷い
ラグ(操作入力が反映されるまでに時間がかかる現象)が発生する場合、接続回線のどこかに問題がある可能性があり、酷い場合は対戦中に切断・停止してしまう場合があります。
PCのスペックが低い場合も注意。
ゲーム上で必要な通信データ量は送受信合わせて数十Kbps程度とADSLでもほぼ問題ない軽さですが、これを「連続で」「途切れる事無く」送れるかどうかが重要です。
- 回線が混雑している
時間帯や周辺の人口等によっては回線が混むこともあります(光回線も例外ではありません)。
他のソフトウェアで通信(ダウンロードやチャット等)を行っている場合はそれを終了させましょう。
- なんらかの物理的通信障害
落雷等により敷設された回線にトラブルが起きることがあります。
- 無線で接続している
PCとルータ等を無線で接続する場合、距離が離れていたり複数のWi-Fi機器(これ以外にもBluetoothや無線マウス/キーボード、電子レンジ等も同じ周波数帯を使用します)がある、または住宅街やアパート等、無線LANが乱立するような場所では通信に影響が出る場合があります。
出来る限り有線での接続が望ましいです。
- 回線の相性
例えばADSLでは回線基地局から遠くなればなるほど、回線速度や安定度が下がる場合があります。
また、自分と相手の回線によっては上手く接続できなかったりラグが発生する場合もあります。こればかりは諦めるしかありません。
- その他
回線の種類がアパートやマンション向けの所謂「集合住宅タイプ」だった場合、ネットワークの途中で特殊な設定がされている場合があり、上記のいずれの問題が無い場合でも接続ができない場合があります。
建物の管理者等に回線の設定状況を確認することで対処が可能な場合もあります。
その他†
ネットワーク接続支援ツール†
他にオススメの物があれば紹介して下さい。
ただ、まずは(原因を絞る為にも)ツールを使わずにネット対戦が出来るかどうか試してください。
- Hamachi
上に「プライベートIPアドレスではネット対戦できない」とありますが、それを可能にする「VPN」という技術を使ったソフトウェアです。
(厳密には同じルーターに接続された同一家庭内のPCであれば、ローカルIPアドレスでネット対戦できます)
自分か相手(または双方共)が、ポート開放等ルータ周りの設定が出来ない場合に使用します。お互いのPC両方に導入する必要があります。
ヴァーチャルプライベートネットワークの略で仮想的という言葉が示す通り、インターネットを介した(本来はグローバルIPアドレスで通信する)2台のPCをツールによって仮想的な「同じルーターに接続された同一家庭内のPC」状態にすることが出来ます。PS3/PSPで例えるなら、本来近くの相手とのみ通信できるアドホック通信をPS3のアドホックパーティーを介して遠く離れた人ともアドホック通信できる様にするのと似た感じです。
接続トラブル/対策紹介†
上の記述では対応できない個々の環境によるトラブルや、独自に行った対策や設定を収集する場所です。
ネット対戦は回線や機器の種類のパターンが膨大な為、多くの情報が集まればそれだけ解決の手助けになります。
特にフォーマットは無いので自由に書き込んでください(○○回線でモデム△△、ルータ××の環境で□□設定をいじったら繋がった等々)。